英単語を効率よく覚えるには、接頭辞(prefix) を知ることが大切です。
接頭辞とは、単語の最初につく「意味を持つパーツ」のことで、語彙を推測する手助けになります。
例えば、un- がつくと「否定」、re- がつくと「再び」という意味になります。
今回は、英語の代表的な接頭辞とその意味を一覧でご紹介し、実際の単語と一緒に覚えられるようにまとめました!


否定や逆の意味を表す接頭辞
接頭辞 | 意味 | 例 |
---|---|---|
un- | 否定・逆 | unhappy (不幸な), unlock (鍵を開ける) |
in- | 否定 | incorrect (不正確な), invisible (見えない) |
im- | 否定(b/m/pの前で使う) | impossible (不可能な), immature (未熟な) |
il- | 否定(lの前で使う) | illegal (違法の), illogical (非論理的な) |
ir- | 否定(rの前で使う) | irregular (不規則な), irrelevant (無関係な) |
dis- | 否定・反対 | dislike (嫌う), disappear (消える) |
non- | 否定 | nonstop (ノンストップの), nonfiction (ノンフィクション) |
de- | 逆・取り除く | defrost (解凍する), deactivate (無効にする) |
📌 ポイント
「un-, in-, dis-」などの接頭辞は「反対・否定」の意味を持つものが多いです。
単語にこれらがついていたら「逆の意味」になる可能性が高いので、覚えておくと便利です!
数や順序を表す接頭辞
接頭辞 | 意味 | 例 |
---|---|---|
mono- | 1 (単一) | monologue (独白), monochrome (単色) |
uni- | 1 (単一) | unicorn (ユニコーン), uniform (制服) |
bi- | 2 | bicycle (自転車), bilingual (バイリンガル) |
tri- | 3 | triangle (三角形), tripod (三脚) |
quad- | 4 | quadrilateral (四辺形), quadruple (四倍の) |
multi- | 多くの | multicultural (多文化の), multilingual (多言語の) |
📌 ポイント
「mono-/uni-(1)」「bi-(2)」「tri-(3)」など、数字に関する接頭辞を覚えると、数学や科学の単語にも応用できます!
時間・回数を表す接頭辞
接頭辞 | 意味 | 例 |
---|---|---|
re- | 再び | retry (再挑戦する), rebuild (再建する) |
pre- | 前の・事前の | preview (事前に見る), predict (予測する) |
post- | 後の | postgraduate (大学院生), postwar (戦後の) |
📌 ポイント
「re-(再び)」は特に重要な接頭辞です。
多くの単語に使われているので、日常会話でもよく登場します!
場所や位置を表す接頭辞
接頭辞 | 意味 | 例 |
---|---|---|
sub- | 下・副 | subway (地下鉄), submarine (潜水艦) |
super- | 超える・上位 | superstar (スーパースター), superhuman (超人的な) |
inter- | 間・相互 | international (国際的な), interact (交流する) |
intra- | 内部 | intranet (イントラネット), intravenous (静脈内の) |
ex- | 外へ・前の | export (輸出する), ex-president (元大統領) |
📌 ポイント
「sub-(下)」「super-(上)」などは対義語として覚えやすいです!
その他のよく使われる接頭辞
接頭辞 | 意味 | 例 |
---|---|---|
auto- | 自動・自身 | automatic (自動の), autobiography (自伝) |
anti- | 反対・対抗 | antibiotic (抗生物質), antisocial (反社会的な) |
trans- | 超える・移動する | transport (輸送する), translate (翻訳する) |
co- | 共に・一緒に | cooperate (協力する), coworker (同僚) |
📌 ポイント
「auto-(自動)」や「anti-(反対)」は、日常的に使われる単語に多く含まれています。
効果的な覚え方
- 身の回りの単語に注目する
- 例えば、”subway”(地下鉄)の “sub-” は「下」の意味と気づくと、”submarine”(潜水艦)も覚えやすくなります。
- 対義語をセットで覚える
- regular(規則的な)⇔ irregular(不規則な)など、対義語ペアで覚えると記憶に残りやすいです。
- 単語を分解して意味を考える
- “rewrite” は “re-“(再び)+ “write”(書く)なので、「書き直す」と簡単に意味を推測できます。
まとめ
英語の接頭辞を知ることで、知らない単語の意味を推測しやすくなり、効率的に語彙力を増やすことができます!
今回ご紹介した接頭辞を活用して、英単語の学習をさらに楽しく、効果的に進めていきましょう!
📌 おすすめの学習法:
✔ 接頭辞を意識して単語を調べる
✔ 日常で見つけた単語を分解してみる
✔ 英単語を接頭辞ごとにグループ分けして覚える

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